漢方未病専門資格認定講座の前期課程(4ヶ月間)を受講し終えた時点で、受講生(1期生)の皆さんから感想や推薦の声をいただきましたので紹介いたします。
医師
植草 康浩さん
本講座を受講するまでは、いわゆる病名処方や西洋薬のようなエビデンスに囚われ、使う方剤の種類も限られていました。
当然あっという間に行き詰まってしまいましたが、一方で漢方の可能性を確信していました。
臨床の引き出しを増やすことが自らのブレイクスルーとなり、患者にも幸せを分けてあげられるだろうと思っていました。
そんな自分にとって、本講座の受講は大転換となりました。
漢方の概念は、西洋医学とは言葉も文法も異なる外国語のようです。
だからこそ心から尊敬し信頼している師匠について、真摯に学ぶことがとても重要だと思います。
本講座では整理された分かりやすいテキストと解説動画、すぐに疑問に答えて頂ける環境、日々の臨床へのフィードバックが毎講座にあります。
そして共に学ぶ仲間たち。
なかなか一人では取り組みにくい漢方医学を学ぶ、とても良いきっかけになると思います。
山下 理一郎さん
今まで漢方について各論的な講義でしか勉強しかしたことがなかったため、知識の応用が効かず方剤選択を悩むような症例については漢方を使いにくかったのですが、講座を受講させていただいて総論的なことを学習できたことと、各論的な内容についてもより理解を深めることができたため方剤選択の幅が大きく広がりました。
各論の中では特に気逆・気鬱の病態を正しく理解することで病態理解の視野を広げることができたことが、地域のかかりつけ医をしている自分にとっては最も良かったことではないかと思っています。
講座について疑問に思ったことはもちろん、日々の診療で自分が悩んだこと、生薬についての疑問や、家族にどの漢方を使ったらよいかなど、まずは自分で調べた上でわからないことについてはたくさんの質問をさせていただきましたが、都度、先生には丁寧なご指導をいただきました。
ありがとうございました。
永野 修さん
私は脳神経外科医として20年を越える臨床経験があります。
その外来診療で思うことがありました。
それは不眠や頭痛やめまいなどの日常生活に支障を来す症状を持つ患者さんに対して、血液検査や画像検査では異常が見つからない場合どのように対応したら良いかでした。
たとえ検査結果が正常なことを伝えたとしても患者さんの症状が良くなるわけではなく、眠剤や鎮痛剤などの服用だけでは改善されないことも多く経験してきました。
そして、その際は心身症として心療内科や精神科の受診を勧めてきましたが、何か自分でも患者さんのために出来ることはないだろうかと思案してきていたのです。
そのような中で、本講座に出会うことができ、漢方の学びを深めていくと「なるほど、あの患者さんの症状にはこの漢方薬を処方してみよう。」とその悩みが解消されつつあることが実感できています。
漢方を学んでみたい、患者さんの不定愁訴を良くしてあげたいと思っている先生には本講座を強くお勧め致します。
ぜひ一緒に学んでみませんか。